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カルブロック®

カルブロック®錠、レザルタス®配合錠(アゼルニジピン製剤)

カルブロック® カルブロック®

カルシウム拮抗薬は、降圧作用(血圧低下作用)が確実で忍容性に優れている(重大な副作用がなく糖尿病や高脂血症などの合併症に対する影響が少ない)ことから、わが国ではアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とともに、最も使用頻度の高い高血圧症治療薬(降圧薬)です。特にジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬(CCB)は高血圧治療の第一選択薬として広く用いられています。

一方、これまでのCCBは降圧作用の持続が短く、急激な血圧の低下によって生じる反射性の頻脈などが問題とされ、降圧作用の発現がより緩徐で持続的なCCBの開発が進められてきました。第一三共株式会社(第一三共)と共同で研究開発した長時間作用型CCBであるカルブロック®錠(アゼルニジピン)は、1日1回投与により24時間にわたり安定した降圧作用を示し、かつ作用の発現が緩徐なCCBです。1988年から臨床開発を開始し、2003年1月に効能・効果を「高血圧症」として承認され、5月に発売いたしました。また、高血圧症の治療には複数の薬剤が併用されることが多く、そのなかでもCCBとARBの併用は最も相性が良く繁用されています。服薬における利便性、コンプライアンスならびにより良好な血圧コントロールの達成を目指し、アゼルニジピンと第一三共のARBであるオルメサルタン(オルメテック®錠)との配合剤の開発を第一三共と共同で進め、2010年1月にレザルタス®配合錠の承認を取得し、4月に発売を開始しました。

カルブロック®の特性

  • 1日1回投与で24時間持続した降圧効果を示す
  • 血圧日内変動に影響を与えず、緩徐な降圧作用を示す
  • 高い血管親和性により、持続した降圧作用を示す