大阪研究開発センターは、ＵＢＥにおける機能性材料の研究開発の総本山として建設された研究開発施設です。
そのコンセプトは「研究開発における新しい文化の創造」であり、「組織にとらわれない研究者同士のコミュニケーションを促進する各種設備」と、当社堺工場との連携による「R（研究）・D（開発）・T（生産技術）・M（マーケティング）・P（生産）の一貫体制」を特徴としています。
技術者のコミュニケーションから生まれる新規材料の創出に力を注ぎ、最終的にはここに集う人財の知の融合により新しい事業を興すことを目指すとともに、関西地区という立地の強みを活かし、お客様や大学とのスムースな協創を生み出していきます。
大阪研究開発センターの「環境デザイン」と「建築デザイン」について、コンセプトをご紹介します。
部屋・階層を専門分野ごとに分け、「部署ごとの壁なく」仕事を進められるようにしています。
部署は違うが専門分野を同じくする研究者同士の「偶発的な発想、ひらめき、刺激」に期待しているためです。
さらに、国内外の他企業や研究機関と共同研究できる「オープンイノベーションエリア」を整えています。
大成建設（株）様からご提案いただいた「”侘（わび）”、“寂（さび）”の精神を表現した、そぎ落とされた
デザイン」となっています。（協力：（株）岡村製作所様）また、ガラス張りの建物で、研究現場の見える化を図っています。
"研究者同士の触発を促進する環境作り"をコンセプトに、部署毎の壁なく仕事を進められるように配慮された、
最先端の研究現場をフォトツアーで体験いただけます。
写真提供：大成建設株式会社様、株式会社岡村製作所様
当社20 年ぶりの研究開発に関する新拠点として2016 年8 月に開所。自然光を取り入れるガラス張り設計になっています。
外観南東角（昼間）
外観（夜間）
サイン／記念植樹
最大80名収容可能な会議室を有し、講演会・セミナーなども開催できます。TV 会議/海外との電話会議にも対応、遠隔地との打ち合わせもストレスなしに可能です。 さらに、オープンイノベーションエリア（オープンラボ）を整備しており、社外との共同研究を促進していきます。
第1会議室
第2会議室
来客打合室
ミーティングコーナー
入口エレベーターホール
オープンラボ
執務室は大部屋かつフリーアドレスで研究者同士が自由にコミュニケーション・ディスカッションできる環境を整えました。
また、安全管理上の観点から、メンバーが執務室から実験エリアを広く見渡せるように空港のラウンジのようなデスクレイアウトとしています。
また、発想の転換や海外のお客様との打合せに活用できるよう、和風会議室なども整備し、気づきやアイデアを得る機会を増やせるよう配慮されています。
実験室 、分析室 、評価室（ドライルーム、クリーンルーム）を整備。大部屋方式かつ仕切りをガラスにすることで、安全面における一人実験の防止と研究開発の見える化を図っています。
クリエイトホール（2F）
第4会議室
和室
コミュニケーションゾーン
第3会議室
クリエイトホール（3F）
研究・実験エリア
研究・実験エリア
〒592-8543 大阪府堺市西区築港新町3丁1番地
ＵＢＥ(株）大阪研究開発センター（堺工場内）
大阪湾岸の堺・泉北臨海コンビナートに位置し、1967年（昭和42年）に創業、種々の化学製品を生産してきました。現在では、リチウムイオン電池の電解液やセパレータといった機能性材料などの生産を行っています。また、工業薬品の物流拠点としても重要な役割を担っています。
南海電鉄なんば駅より南海線「石津川駅」下車。車で約10分。
